江田大輔

1974年 札幌生まれ
不二建設株式会社 人事採用担当
不二建設にしかないものは、不二建設の社員です。
現場の技術者それぞれが持っている、技術であり個性であり、人間力というものが不二建設の武器だと思います。

不二建設に入ってやめた事は「研修」そのものです。

 不二建設ではどのような研修をされていますか?
新人研修では、働く意義や心持ちなどのマインドの部分について話をしています。
ただ、2年目以降の人に向けての研修は行っていません。不二建設に入ってやめたことは「研修」そのものです。
2年目以降の社員は、一人ひとり違った課題や目標、考えがあるので、個別に面談のような形でお話をしています。きちんとその人にフォーカスして話ができることは良いことだと思うので、私一人ではなく、上長も含めて面談できるように仕組みを整えているところです。
 入社前、建設業に対してどのようなイメージをお持ちでしたか?
入社前は、建設業に対して特にイメージを持っていませんでした。
入社後は、何のためにその工事をして、何がどう変わるのかというところを、自分でしっかり勉強しました。工事の目的が分かれば、意図が分かり、何をやっているかが分かるようになりました。今では、建設業、土木の世界で働く社員をリスペクトしています。
 社員数は何名くらいですか?
総従業員数は80名です。40名が現場監督(技術者)で、もう半分が、所長や営業部、安全管理を統括する部署などの管理側の社員がいます。
今回募集する新卒・中途社員は、どちらも現場で働く方を募集します。
 仕事内容や新卒者のキャリアアップについて教えてください。
最終的には、現場監督として、役所とやり取りをしながら要望に沿った構造物を、あるいは地権者や地域の住民の要望に沿った仕様設計に対して、人やモノなどのリソースを使って、工期内に工事を完成させるということが、仕事内容になります。
そこに至るまでには様々な仕事があり、例えばCADというソフトを使って図面を書く仕事や、工事の過程・プロセスを写真に収めて整理し、お客様に提出する仕事。 出来形といって、施工が完了した部分の品質を検査する仕事もあります。
設計に基づいた許容範囲の寸法で出来ているか、基準点を元に、幅や高さ、傾斜を測量して記録に残す仕事です。 最初はそういう作業を1-2年かけて勉強しつつ、実務も積みます。
徐々に、現場を円滑に回すために下請けに対して指示を出したり、現場の人たちからのリクエストや質問に応えられるように、段取りや準備をして現場に臨むということが、2年目・3年目の仕事内容になります。
知識もついて、ちょうど実務経験が1年半になった頃に、2級土木施工管理技士の資格が取れるようになります。取得すれば現場代理人として、民間の工事や比較的規模の大きくない工事を、年に2,3本担当していく形で経験を積んでいきます。
それを繰り返して4,5年経つと、指定学科卒業生は3年で、それ以外の方は4年半の実務経験を積むことで、1級土木施工管理技士の資格が取れるようになります。トータルで7,8年経った頃、年齢で言えば30歳頃に一人前になれます。
中途入社の場合も、スタート地点が違うだけで、仕事内容は同じです。 依頼や指示を出すため、工事全体を理解して、この部分はあなたお願いねと言えるような力を持っている人が活躍してくれています。
 新卒の人たちの仕事のやりがいや楽しみはどんな事でしょうか?
新卒であれ、中途であれ、現場代理人という立場であれ、「自分の関わったものが完成する」ということは共通してあると思います。
自分が関わって、人とやりとりしながら進めてきたものが、できた・完成したという「ものづくり」の快感があります。
また、自分の力だけではできなかったものが、人の力を加えてできたという快感もあります。

不二建設にしかないものは、不二建設の社員です。

 北海道には建設会社・道路工事の会社さんが多くありますが、不二建設にしかないものはありますか?
不二建設にしかないものは、不二建設の社員です。
現場の技術者それぞれが持っている、技術であり個性であり、人間力というものが不二建設の武器だと思います。
自分で事務所を立てて、予算の範囲で派遣さんを雇ったり、資材を購入したり、周りからのサポートはありますが、基本的には自分でやっていくので、結果的に、人間力が培われていくのだと思います。
 長く働いている方が多いですか?
平均勤続年数は17、8年くらいです。
社員が定着している理由としては、不二建設の社員として、社外の方や下請けさんと、良い関係性を築けていることと、そこを大切にしたいという想いからだと思います。
 不二建設に入ることによって学べること、成長できる点はどんなところでしょうか?
施工管理の仕事というのは、広く全体を見る必要があります。
一つのことだけに集中してしまうと、周りに危険や不安全があるということに気づけないので、視野を広くして、様々なことに目配りができる必要がありますが、それは仕事を続けていく中で自然と身に付けられることで、成長としても感じられる部分かと思います。
時間的スパンや空間的視野など様々なことが求められる仕事ではありますが、だからこそ、それらを身に付けられると、ほかの仕事にも応用できるようになります。

常に変化に対応できる会社にしていきたいと思います。

 会社の理念についてと、85年の長い歴史がありますが、今後はどう変わっていきたいか、こういう会社にしていきたいという思いを教えてください。
会社の経営理念は「建設業に求められる社会的責務を理解し、その役割を担いうる企業であること」です。
建設業に求められる社会的責務として、災害を想定して備える防災工事・減災工事、災害復旧工事を迅速に行える体制を維持することであると考えます。
会社があり続け、なくなることのない道路工事を確実に進めていくことが、地域や滝川市、また北海道にとって大事なことであり、我々のミッションです。
また、土木工事そのものも、重機をリモートで動かしたり、ドローンを飛ばして測量をするなどICTを使った省力化にも取り組んでいます。
土木工事の変化に対応していくと同時に、働き方改革、ハラスメント対策など、社会の変化に対しても、会社としてきちんと対応していくことによって、おのずと会社は永続的に発展していくと思いますし、常に変化に対応できる会社にしていきたいと思います。
経営層だけでなく、全社員が、建設業に求められる社会的責務とはなんだろうということを常に考え続けている会社にしていきたいです。
 就活生への(新卒の方への)メッセージをお願いします。
就活の中で、たくさんの人に会って、たくさん話を聞いて、たくさんものを見ていただきたいと思っています。人との出会いの中でしか巡り合えないものが必ずあるので、たくさん悩みながらも、自分の嗅覚を信じて、それを見つけていただければと思います。
自分の中のこれがしたいですというものは、もちろんあって良いし、必要だとも思います。ただ、それ以上に、みなさんが思う以上に、もっともっと世界は広いので、不二建設という北海道で建設業をやっている会社があって、そこに行ってみるとちょっと世界がまた一つ広がりましたという経験を、就活の中でしていただけると良いと思います。
結果として、不二建設に入社してくれたら嬉しいですけれども、これから人生の半分以上の時間を仕事に費やすのですから、1つの会社を勤め上げるもよし、転職するのもよし、です。ただ、自分がどういう方向に行きたいかというのは、ものの見方に左右されることです。
ものの見方を今から広げておいた方が、これからの長い人生が充実すると思うので、ぜひ一度会いに来てください。私が会いに行ってもいいですし、いつでもご相談に乗りますので、よろしくお願いいたします。
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 中途の方へのメッセージをお願いします。
今までいろんな経験をされてきて、人によっては自分のスキルを持て余しているかもしれないし、何かの事情でスキルを使いきれていない人もいるだろうし、スキルを使って仕事をしているものの、今の会社でうまくフィットしていない人もいるだろうし、様々な事情がある中で転職を考えていると思います。
不二建設に来れば大丈夫ですよという保証をここではできないですが、少なくとも、今までのスキルや経験をうまく使えるように、私たちは全力でサポートします。
そして、お持ちのスキルや経験が最大限活かせる環境を、今後も整え続けていく過程において、ぜひ力を貸していただき、自分のためにも、次に入ってくる人たちのためにも、よりよい環境を一緒に作っていっていただきたいと考えています。
80人程の小さな会社ではありますが、その中でスキルを持って活躍していただき、ゆくゆくは、不二建設が永続的に発展できるように導いていける方に入社していただきたいと思います。
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